ゆるゆる健康生活

ゆる~い健康生活+日々の独り言です

父はパルスオキシメーターを持っていませんでした

パルスオキシメーターが欲しいと父からメールがありました

入院日の翌日の金曜日。

病院から母に電話があり、

話があるのですぐに来てくださいと言われました。

昨日までは、まだ父は大丈夫だと思っていたので、

何事かと。私も母も、不安が募りました。

私は遠方に住んでいるので、

母に、先生から話を聞いたらすぐ連絡してねと伝え、

不安な時間を過ごしました。

 

待っている間に父にメールを送りました。

息苦しいだろうから電話は止めました。

 

「お父さん、入院したことを聞いたよ。

体は大丈夫?必要なものがあったら

ネットで注文してそっちに送るよ。

呼吸がしずらくて電話はできないと思うから、

体調よければメールちょうだいね。

でも無理しなくていいからね」

 

5分後に父から返事が来ました。

「酸素を測るパルスオキシメーターが欲しいから、

ネットで調べてメールをくれないか」

 

私はこのメールを見て驚きました。

父はパルスオキシメーターを持っていなかったのです。

 

東京で新型コロナ感染者が5000人を超えたころ、

宮城に住んでいる私も感染が怖くなり、

ネットでパルスオキシメーターを購入していました。

 

なぜ、購入したとき、父の分も買わなかったのか。

父に、持っているかどうかの確認をしなかったのか。

もし毎日家で酸素量を測定していれば、

死は防げなかったかもしれないが、

もっと早く病院に行けたかもしれない。

亡くなる前に会って話ができていたかもしれない。

 

父からメールが来た時点では

まだ母から連絡が来ておらず、

まさか亡くなるだなんて思っていなかったので、

体調がよくなって退院したらパルスオキシメーターで

酸素量を測ってくれればいいなと思い、

「パルスオキシメーターは持っているよ。

全然使っていないから、お母さん宛に送るね」

と、すぐにメールの返事をしました。

 

その後、先生から話を聞いた母から電話がありました。